英語脳と論理的思考について

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英語脳というと、あなたはどのようなことを思い浮かべるでしょうか。


英語を前から理解する能力、とか英語を聞き取るための耳、とか、
人それぞれでさまざまな答えがあるかと思います。

私自身が思いつく限りでも、細かいことをあげればきりがありませんが、
大きく言えば、以下の二点になるかと思っております。



1.論理的な思考
2.100%言いたいことを伝えたいという意思



今回はやや抽象的な話ですが、この英語特有の
論理的思考法ということについてお話させていただければと思います。


英語という言語の特徴として、そのような考え方を前提とする言語であることを
少し意識するだけで英語学習の吸収力は格段に変わると思います。




私が知る限り、どこの本、サイトにも書いていないのですが、
この2点こそが英語という言語そのものを支える土台であり、
これを念頭に置いて英語を学ぶことで、
あなたの英語生活はより充実したものになるはずです。

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論理的思考とはどのような思考のことか



では、「論理的」な思考とは一体、どのような思考のことでしょうか。






まず、指摘しておきたいのは「論理的」=「頭がいい」というのは
多くの人が持つ間違ったイメージだということです。
(少なくとも、私がここで言う「論理的」という言葉の定義ではありません)



確かに「頭がいい人」「勉強ができる人」が
「論理的」である傾向はありますが、
「頭があまり良くないが、論理的な人」や
「頭はいいし勉強もできるが、論理的ではない人」も普通にいます。


その他の要素もあるので一概には言えませんが
この2つのタイプの人が同時に英語学習を始めたとしたら、
英語を早く使いこなせるようになるのは
おそらく前者の「頭があまり良くないが、論理的な人」です。



それほど、英語学習において「論理的」な思考は大事なのです。









「論理的」という言葉を辞書で引くと、以下の2つの定義がでてきます。


1.論理に関するさま。
 「論理的な問題について書かれた本」

2.論理にかなっているさま。きちんと筋道を立てて考えるさま。
 「論理的に説明する」「論理的な頭脳の持ち主」



ここでいう「論理的」という言葉は2の意味ですが、
辞書によると「道筋を立てて考える」状態、ということです。





つまり「論理的思考」とは、
物事をわかりやく考える考え方のことです。






ですので、一般的には難しいと思われている「論理的」という言葉ですが、
実際には「論理的」とは「道筋を立ててわかりやすくする」考え方ということになります。


ですので、

「論理的ではない」⇒「わかりやすくない」

「論理的である」⇒「わかりやすい」

ということになるかと思います。





そして、論理的であるということは
物事をわかりやすくするということですので、
誰にとっても無理なことではまったくありません。


つまり、英語を話すのに「論理的な思考」が必要、
というのはつまり英語を話すためには
「わかりやすく考えるようにする必要がある」ということです。








もしかしたらピンと来ないかも知れませんので、一例をあげます。

例えば、日本人からしたら英語の
「冠詞」(a/anとかtheのことですね)や
「単数形/複数形の区別」は非常に細かく見えると思います。



ですが、彼ら英語圏の人々は話していることを
できるだけわかりやすくしたいという気分、
つまり論理的な考え方がありますので、
できるだけ、文章から話し手が何を言っているのかを
明確にしたいと考えます。

ですので、日本語にはないような
「冠詞」や「単数/複数」の区別があります。






例えば、以下のような場合。




1.I'm tired of rain.

2.I'm tired of the rain.





どちらも文法的には正しいですし、
日本語にすればどちらも「雨にうんざり」ということに
なりますが、それぞれの意味はかなり違います。


1は今ふっている雨とかではなく、
雨一般、雨そのものにうんざりしており、
二度と雨が降って欲しくないような感じです。
(そこまでは思っていないかも知れませんが)


それに対して2は今、雨が降っていて
それにうんざりしている感じです。




BLACK STONE CHERRYというバンドの曲に
「Tired of the Rain」という曲があり、
その歌詞の中で以下のような一文があります。




I'm tired of the rain that keeps falling,
falling down on me.
俺に降り続ける雨にうんざりしているよ。





ここで重要なのは定冠詞の意味よりも、
英語が持つ論理的な性格のために、
このように文法が複雑になっているということ、
そして論理的とはわかりやすく伝えるための
考え方である、ということです。



英語は全体的にこのようにわかりやすくするため、
言いたいことを正確に伝えるために全体的に
日本語よりも、細かくなっています。


このせいで文法規則は複雑になりますが、
話し手が言っていることはより相手に伝わりやすくなります。


言いたいことを100%伝えたいと思う意思



そして、英語、正確には英語を話す人々が
持っている性質のうち、もうひとつが
「100%言いたいことを伝えたい」という考え方です。



むしろ、「100%言いたいことを伝えたい」と考えているからこそ
英語は論理的な言語になった、といってよいと思います。

つまり、「100%伝えたい」⇒「よりわかりやすくしないと」
ということです。


だからこそ、アメリカ人は褒め言葉やクレームなど
言いたいことは(少なくとも日本人よりは)率直に言う人が多く、
根回しのような遠回しな文化が少ないのだと思います。

個人的には日本の契約書や説明書に比べてアメリカの契約書が分厚く、
いろいろな事が細かく書かれているのも、
背景にはこのような考え方の違いがあるのだと思っています。
(日本の契約書はそういう細かいことはあまり書きません)



おそらくは日本と違って、多民族が混在していて、
それぞれ文化も考え方も違っていたため、
正確なコミュニケーションが必要だったのではないかと思います。



日本のように以心伝心で物事を理解しあい、
悪いことをなるべく口にしない民族とはかなり異なる考え方ですが、
別にあなたがアメリカ人のようになる必要はありません。
(もちろん、なりたかったらそれはそれでよいと思います)



ただ、このような考え方が背景にあることを
ぼんやりとでも理解できれば、英語に対する理解度は
それだけで10倍、20倍にもなると思います。




今回は以下の2つの考え方についてお話させていただきました。



1.論理的な思考
2.100%言いたいことを伝えたいという意思



抽象的な考え方としては、この2つこそが英語という言語の最大の特性であり、
この2つをきちんと押さえておくことで飛躍的に英語能力は向上するものと思います。


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