英語らしい発音について

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あけましておめでとうございます。
山本です。

2015年もぼちぼち記事をアップしていきたいと思います。



今回は英語らしい発音についてです。


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英語音声と発音に関する当サイトの基本的なスタンス


当サイトでは英語について様々なトピックに触れていますが、
その中で発音についてはあまり詳しく触れてきませんでした。

というのも、私自身、きちんとした音声を録音する機器も方法もよくわかりませんし、
何より、ブログで自分の発音を公開するほどの自信はありません。。



ですので、基本的に発音については巷の本屋さんで発音の本を買ってきて
たくさん練習してください、という考えでいたのですが、
最近、ちょっと考えを改めまして、抜本的なことを間違えてしまうと場合によっては
とんでもない遠回りをしてしまうこともある、発音も例外ではないのではないか、
と思ったんですよね。


そういうわけで、発音の音声は当ブログでは用意しないのですが、
英語の発音について私が大事だと思う点について、いくつか言及しておきたいと思います。



英語と日本語の呼吸の違い


英語と日本語の発音の違い、というと、よく言われるのは「R」と「L」の違いとか、
「あ」の音が英語だと3種類あるとか、そういった、英語の音の種類の多さではないかと思います。

それはまったくその通りで、それらの違いをきちんと区別しないと
いつまでたっても日本人特有のカタカナ英語のままになってしまうわけですが、
実は英語と日本語の発音にはもっと抜本的な違いがあるのです。


それが冒頭にあげた「呼吸法」の違いです。



一言に言うと、以下のような違いになります。


・日本語:会話中に息継ぎを頻繁にする
・英語:一つの意味のかたまりごとに息を吐き切る


英語のニュースなどをちょっと観察すればわかりますが、
英語話者の人たちは、しゃべる前に軽く(あるいは大きく)息を吸う人が多いです。

つまり、英語においては、意味の区切りごとの間では
息継ぎをせずに息を吐き切るようにしゃべるのが自然な発声、ということになります。



英語と日本語の口の動きの大きさ


これはよく言われることですが、英語話者は日本語話者に比べて、口の動きが大きいです。

実際にCNNなどの英語系のニュース番組などを見ても、
とても上品な感じのお姉さんが物凄い勢いで口をひんむいてしゃべっているのも普通の光景です。

大和撫子よろしく、おしとやかにしゃべる日本人キャスターとはかなりの違いではないかと思います。


これは、英語は発音の種類が多いこととも関連しているのではないかと思います。

確かに日本語は世界的に見ても発音の種類が非常に少ない言語ですので、
もごもご言っていても何を言っているのか通じるのですが、
発音の種類がそこそこ多い英語のような言語では、
はっきりしゃべらないと何を言っているのかよくわかりません。



普段から口をあまり動かさない日本人にとっては、アメリカ人の口の動きは
彼らの体の動きと同じくらいオーバーリアクションに感じるかも知れませんが、
綺麗な英語をしゃべろうと思ったら、むしろオーバーリアクションに見えるくらい
大きな口の動きを意識してしゃべるべきです。

日本人は言語の特性上、また、そのほうが上品に見える文化も手伝って、
どうしても普段から口の動きが小さくなる傾向にあるので、
せめて英語をしゃべる時だけでもネイティブになりきって
大きな口の動きでしゃべるべきではないかと思います。



音節の違い


英語と日本語では音節の認識のしかたが根本的に違います。
音節というのは言語上の音のかたまり、区切りのことです。

とても重要なことなので、本来であれば、学校で英語を教える時に
真っ先に教えるべきことだと思いますが、
まだまだ一般常識とは言い難い気がします。



例えば、magnificent(マグニフィセント / 壮大な)という単語があります。
(※本来の発音はカタカタとはまったく違う音ですが、
  ここでは説明の便宜上、カタカナで表記します)


純日本人の場合、このマグニフィセントは
「マ」「グ」「ニ」「フィ」「セ」「ン」「ト」という7音節で認識します。

日本語では「ン」を除くすべての音節は「子音+母音」の組み合わせで
1音節となっており、無意識的にこの音節の構造にあてはめて理解しているのです。

first of allがファステボーみたいに聞こえるのもこれが一因です。



ですが、英語としては「magnificent」は「mag」「nif」「i」「cent」という4音節となっています。

だから、英語話者は「magnificent」は4音節、
日本人の感覚で言うと、4文字言葉として認識しています。

英語話者にとっては、「mag」は1つなので切れませんし「nif」も1つなので切れません。

ただし、英語でも基本的には1音節に1母音なので、そういう意味では日本語と同じとも言えます。
(rightの「i」(アイ)のように、カタカナだと2母音になる音も
 英語においては複合母音という1つの母音です)


英語で単語や文章を発音する際に、このような音節のことを意識しておくと
ぐっと英語らしい発音になると思います。



英語の発音の強弱の違い


音節の違いとも関連しますが、英語で単語や文章を発音する際には、強弱の違いも重要です。


日本語の強弱は非常に平坦で、かつアクセントの違いは音の強さというよりは
むしろ音の高さで区別していますが、英語の場合、アクセントは基本的に音の強弱で区別します。

そして、日本語の場合よりも、英語のアクセントははるかに重要な意味を持っています。


例えば先の例でいえば、「magnificent」は「mag」「nif」「i」「cent」という
4音節になりますが、その中でアクセントがあるのは第二音節の「nif」です。

特に重要なのは、アクセントが「nif」にあることもそうなのですが、
第三音節の「i」、そして第四音節の「cent」が逆に弱く読まれる、ということです。



結果、これらの母音はいずれも綴り通りの「i」「e」という読み方にはならず、

第三音節の「i」→ə(あいまいな母音)
第四音節の「cent」→sənt、またはsnt

となります。


第一音節は一応、そこまでは弱い発音にならずに、綴り通り「mæg」と発音されます。
(確か第二アクセントとかそんな名前だったと思います)


つまり、弱く読まれる母音はかなりの確率で「ə」というあいまいな発音となるのです。


これはアクセントがいかに発音の中で重要な役割を果たしているかを示すと同時に、
英語のかなり特徴的な部分と言ってもいいのではないかと思います。


そして、重要なことは(どの言語でもそうですが)まずは話し言葉ありきだということです。


つまり、英語はアクセントの置かれない場所は「ə」と発音しましょう、と
ある時、誰かが決めたわけではなく、いろんな人が英語を使って
しゃべっているうちに自然にそうなった、というわけです。

つまり英語を使う立場の人たちにとっては、アクセントの弱い個所を
あいまいに発音することは極めて自然だということです。



経験上ですが、それらしいアクセントでしゃべることができれば、
それだけでもかなり通じる英語になりますし、日本人の英語が通じにくいのも
おそらくはここに理由があるのではないかと個人的には思っています。


英語の発音にはアクセントの強弱は絶対にはずせない要素です。



リエゾン


リエゾンというのは、前の言葉の最後と次の言葉の最初がくっついて発音される規則のことです。

フランス語を勉強したことのある方であれば、リエゾンというと、
どちらからというとフランス語のイメージが強いかも知れませんが、
英語でもリエゾンは存在します。


というより、英語が単語同士、つながって発音されることは
多くの人がご存知だと思いますが、あれは単に英語が早く発音されるからではなく、
このように一つの現象として認識されているものなのです。

例えば、「Can I~」が「キャンナイ」みたいに発音されるように、
英単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音がつながって発音されることを言います。





まとめ


英語の発音そのものは音声CDなどを使って、
一つひとつを丹念に練習していくしかないと思うのですが、
上記で挙げたような英語の発音の特徴は、
全体を通して重要なことではないかと思います。

まとめると以下のようなものとなります。

・呼吸法→息を吐き切るように発音する
・口を大きく動かす
・音節の違いに注意する
・音の強弱に注意する
・リエゾン


これらのことに気をつけて英語の発音を練習すれば、
独学で、比較的短期間でもかなり綺麗な発音を身につけることができるのではないかと思います。



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