英語の時制、動詞の活用2~過去形と現在完了形、過去完了形を使いこなそう

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今回は英語の時制の第二弾、過去関連です。
主に以下の動詞の形式の動詞の変化についてになります。

・過去形
・過去進行形
・現在完了形
・現在完了形+進行形
・過去完了形
・過去完了形+進行形


全体的な時制の分類については「英語の時制、動詞の活用1~現在形と現在進行形」にて
あげていますので合わせて参考にしてみてください。

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過去形と過去進行形


過去形は種類が豊富ですが、一つひとつ解説していきます。


ただ、説明する際には便宜上、一つひとつ分けて
説明しなければなりませんが、実際のイメージとしては
かなり共通な部分がありますので、一度、理解できてしまえば
それほど複雑ではないのではないかと思います。


全体的に言える事は、それぞれの時制がどのような
時間を基準にしているのか、そのあたりの違いを
明確にすることを意識しながら読み進めて頂ければと思います。


過去形


過去形はその名のとおり、過去のことを表しますが、
「過去のある時点」について語る場合に使われます。

ですので、過去形で語られた文章では現在、
それが続いているかどうかは関係ありません。


We came to Tokyo last year.
昨年、東京に来ました。


この文章からは昨年、東京に来たことがわかりますが、
今、東京にいるのかどうかまでは分かりません。




過去形は過去の1回限りの出来事を示すこともあれば、
ある程度の長さにわたって続いた出来事を示すこともあります。


I spoke English at that restraunt.
あのレストランで英語をしゃべったんだ。

I spoke English when I was in Canada.
カナダがにいる時は英語をしゃべっていた。





ちなみに以前は(よく)やっていたが、
今はやっていない、ということを示すのに
「used to +動詞の原形」という言い方があります。


I used to play golf.
(以前は)よくゴルフをしたものだ。(今はしていない)

There used to be a huge pine tree there.
(以前は)そこに大きな松の木があったんだ。(今はない)



前はそうだったけど今は違う、ということを
一言で簡単に表せる便利な文です。



過去進行形


ここまでくれば、過去進行形は簡単だと思います。
つまり、現在進行形の過去形です。

現在進行形とは、現在、すでに始まっていて、
また終わっていないものを示すための時制ですが、
これの過去形が過去進行形です。


つまり、過去のある点において、すでに始まっていて
まだ終わっていないものを示します。


I was walking then.
その時、私は歩いていた。



つまり過去進行形で重要なのは
過去進行形では「過去のある時点」が前提となっている
ということです。

つまり、過去のある点を基準にしないと、
その時に進行中だったかどうか、という
定義が成り立たなくなります。


したがって実際には過去進行形はwhen節や then など
特定の時間を示す言葉と一緒に使われることが多く、
またそれ以外の場合でも前後の文脈から、
「今は過去のことを話しているんだな」ということが
わかる個所があるのが普通です。


When I came back home, she was talking on the phone.
私が家に帰った時、彼女は電話していました。

It wasn't raining this morning.
今朝は雨が降っていませんでした。



このように現在とは直接関係のない過去のある時点の話をする場合には
過去形、過去進行形が使われます。


現在完了形(+進行形)


過去形が現在とは基本的につながりのない過去の時点の話をするのに対して、
現在完了形も過去の話をするのですが、話し手の視点はどちらかというと
「今どうなのか」ということに関心が置かれています。


この「今どうなのか」という関心があるかどうかが
過去形、過去進行形との最大の違いとなります。


現在完了形


現在完了形は基本的に過去のことを示しますが、
「以下の観点について」現在との関連性がある場合に使われます。

・継続:過去から今でも続いている
・経験:今までにやったことがある。
・完了:今の時点で終わっている


これらはすべて過去の出来事ですが、
現在の状態に関心があります。

現在進行形は過去形との使い分けに迷うことがあるかも知れませんが、
基本的には上記のような場合で、過去のことだけど、
「今、現在どうなのか」ということに力点をおいた言い方になります。


ただし現在と何かしら因果関係がある場合も、
これら以外は過去形となることに注意してください。



I have been in Japan for 30 years.
私は日本に30年います。(継続)

Have you ever been to the U.S?
アメリカに行ったことがありますか。(経験)

I have already read this book.
私はもうすでにこの本を読み終えたよ(完了)

I forgot my textbook.
教科書を忘れました。(普通の過去形)



最後の文は教科書を忘れた結果、今、授業が受けられないなど、
今と関係ありそうなのですが、「忘れた」という
動詞自体は端的に過去の出来事なので、普通の過去形となります。



現在完了形+現在進行形


過去から現在まで継続しているものは現在完了形を使うと書きましたが、
その中でも特に現在、まさに進行中のものについては
現在完了形+現在進行形を使います。


I have been working for this company for 3 years.
私は3年間、この会社で働いています。
(現在も働き続けている)

Recently, I have been playing the guitar everyday.
最近は毎日ギターを弾いています。
(現在も弾いている)



現在完了形の継続に関する言い方と現在進行形を組み合わせただけですが、
よく使われる言い方なので、これはこれで
一つの用法として覚えたほうがよいと思います。


過去完了形(+進行形)


過去完了形は文法的にやや複雑ですが、これも日常的によく使われます。
主にある過去の時点で、さらに過去にさかのぼるような場合に使われます。


過去完了形


過去完了形は現在完了形のようにいろいろな用法の区別はありません。
過去完了形はある過去の時点ですでに過去の物事を表します。


When I got home last night, my father had already been back.
私が家に帰った時、父はすでに帰ってきていた。

I went to Tokyo Skytree with my friend 2 days ago. I had invited him the day before.
2日前に友人とスカイツリーに行ってきました。私が彼を前日にさそったのです。

I guess he thought I had gone to New York.
彼は私がニューヨークに行ったと思ったんだと思う。




どちらの文章も、ある特定の過去の時間において、
もっと過去にさかのぼった話をしています。

・「私が家に帰った」時点で「父がかえってきていた」のは過去の出来事。
・「友人とスカイツリーに行った」時点で「私が彼をさそった」のは過去の出来事。
・「彼が思った」時点で(彼の考えの中で)「私がニューヨークに行った」のは過去の出来事。



このようにある過去の時点の話をしていて、
もっと過去のことを言いたい時に過去完了形を使います。




過去完了形+進行形


まず、前述の過去完了形について思い出してください。



過去完了形はある過去の時点を基準として、
それよりも前のことを述べるのに使いました。

それに対して、過去完了形+進行形は
その "ある過去の時点" よりも前から
"ある過去の時点" までの間、継続している事柄に関して使われます。



例えば、以下の文章を読んでみてください。


I took a walk to the station yesterday, but it suddenly started to rain before I got there.
昨日は駅まで歩きましたが、着く前に急に雨が降ってきました。



この文章は現在の日時を基準に過去のことを述べているため、
それぞれの文章の前後関係に関わらず、すべて普通の過去形で表現できます。





これに対して、雨が降ってきた時、私が歩いていた、
というような形で「雨が降っていた時を基準として」
「雨が降る前から」「雨が降るまで」
継続して歩いていたことを示す場合には
過去完了形+進行形の形で使われます。


I had been walking to the station when it suddenly started to rain.
雨が降り始めた時、私は駅まで歩いていました。
(=私が駅に向かって歩いていると、突然、雨が降ってきました)



ここでのポイントは話の時間的な基準が
「雨が降ってきた時」におかれているということです。
このように過去のある時点を基準に、それより過去からその時までの継続を示す場合に
過去完了形と進行形を組み合わせて使います。


過去の時制に関するまとめ


過去の時制のポイントは、以下の2点になると思います。

・どの時点を基準にしているか
・基準としている時点とのかかわりはどうか


それを踏まえてここでお話させて頂いた過去の時制について
まとめると以下のようになるかと思います。
(短くまとめるとどうしてもわかりづらくなってしまいますので、
 下記のまとめでよくわからない部分があれば本文を参照してください)

・過去形
現在を基準としたある過去の話
(現在とは関わりなし)

・過去進行形
過去を基準としたその時点で進行中の話

・現在完了形
現在を基準としたある過去の話
(現在どうなのかに直接かかわりがある)

・現在完了形+進行形
現在を基準とした、過去から現在に至るまで進行中の話

・過去完了形
過去を基準とした、もっと前の過去の話
(基準の時間に関わりがある場合もあればない場合もある)

・過去完了形+進行形
過去を基準とした、もっと前の過去から基準の時間に至るまで進行中の話





一般的に英文法の違い、区別についてはそれぞれの違いを言葉だけではなく、
イメージとして理解することが大切ではないかと思いますが、
特に過去形や現在完了形、過去完了形については
明確に違いをイメージできていないと、会話の場では
実際にどれを使うか迷ってしまいやすくなります。

ですので、それぞれの違いをしっかりと頭の中で
イメージとして定着させておくことが重要ではないかと思います。



そして、いずれの文法についても言えることですが、
最初に意味や使い方を覚えたら後は練習あるのみです。


これらの文法を使いこなせるようになるためには
何よりも慣れが必要ですので、瞬間英作文などでの反復練習が効果的です。

特に過去完了形は使い分け方などがやや複雑なため、
口をついてでてくるようになるまで
少し時間がかかると思いますので、
あせらずに根気強く練習するようにしてください。



瞬間英作文については英会話~瞬間英作文とパターンプラクティスのページを参考にしてください。



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