英語の感覚を養いながら効率よく語彙力を底上げする本~DUO(デュオ)3.0

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英語の単語集として有名な本の一つにDUOという本があります。
この本、私が高校生くらいのときにはすでに有名な本ですが、
現在でも売れ続けているようです。



DUO 3.0


私が買ったのは5年以上前ですが、先日、本屋でパラパラと
見てみたら内容的にはほとんど同じでした。


ここでは私なりにDUOの内容についてレビューしてみたいと思います。

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DUOとはどんな本か


一言で言うと、DUOは例文で覚えるタイプの英単語/熟語集です。
各例文は長文ではなく、1つの文で完結しておりますが、
実際には各例文の関連性がなんとなくあったりします。



例文で覚える英単語/熟語集は今やめずらしくもありませんが、
DUOは以下の点で優れていると思います。


1.一つの例文で網羅されている単語の数が多い。
2.例文が自然。不自然な文はおそらくほとんどない。
3.効率よく復習できる音声教材。(別売りです)
4.詳細な解説。
5.例文や解説の完成度がとても高い。

例文は全部で560個ですが、これらの例文で覚えることのできる
英単語/熟語/定型文は合わせて2569個に及びます。


さらにそこから派生する単語、言い回し、類義語、反対語も非常にたくさん、
かつ細かく記載されており、全部合わせると7866個になるそうですが、
全部覚えようと思うと、ちょっと一つの例文あたりに詰め込む単語量が
多すぎて消化不良の感は否めないため、実質的には2569個+アルファ、と
考えたほうがよいでしょう。



いずれにせよ、英語のセンスを養いながら効率よく
単語の暗記をすることができる本だと思います。


DUOに掲載されている単語/例文



いくつか例をあげたいと思います。
いずれも例文、日本語訳ともに原文のままです。


We must respect the will of the individual.
個人の意思は尊重しなければならない。


respect, will, individual がこの例文の単語。
派生語としてrespectful, respectable, respective, willpower, individuality。


Take it easy. I can assure you that everything will turn out fine.
気楽にいけよ。大丈夫、すべてうまくいくさ。


"take it easy", "assure A that ~", "turn out ~" がこの例文の熟語、定型文。
派生語として"assure ~", "assurance", "turn out", "turn ~ out"。



派生語まで含めると一つの例文に対して
覚えることが多すぎるので、
まずは例文にある単語、意味だけでよいと思います。

DUOでも、最初はそのように例文の意味だけ覚えて、
そこから徐々に知識を広げていく使い方を推奨していますし、
私自身もそうやって使ったほうが最終的には
効率よく知識を増やせると思います。

実際に私自身も派生語すべてをこの本一冊で
覚えているわけではありませんが、
見たことがある、というだけでも必要な時には
すっと頭に入ってきやすくなります。

なお、語彙や例文のレベルとしては高校生レベル~英検準1級より
ちょっと簡単、くらいのレベルではないかと思います。
例えば本屋さんなどで英検準二級の問題集をパラパラと見てみて、
ちょっと難しく感じるようだと厳しいかも知れません。


英単語の解説が充実している



また、この手の単語集としては、DUOはかなり解説が詳しいほうだと思います。

多くの単語集は単語のスペルとその意味が並んでいるだけ、ということが多いのですが、
DUOの場合、その単語の意味に加えて、その単語のイメージや使い分け方など、
必要に応じてさまざまな解説が加えられています。


例えばjealous(ねたんでいる)という単語については以下のような解説があります。
(前提条件として、jealousもenviousも「ねたんで」という形容詞です。
 envyはenviousの動詞形でこれも「ねたんでいる」という意味です。)


例えば、「彼に口説かれちゃった。」という発言に対して I envy [am envious of] you. と言えば、「うらやましいわ。でも、よかったね。」という気持ちが伝わるが、I am jealous of you と言うと、「何よ!ちょっとひどいんじゃないの。私も好きだったのに。」くらいの感情を伝える事になるので注意しよう。




いかかでしょうか?

enviousとjealousの違いがよくわかる解説ではないかと思います。

enviousとjealousはそういう意味では、日本語訳が同じでも
かなり意味の異なる単語ですが、
単にenvious⇒ねたんで、jealous⇒ねたんで、だと
いつまでたっても違いに気がつくことができません。


音声教材



復習用の音声教材では60分ですべての例文が淡々と読まれます。


DUO 3.0 / CD復習用



一日一回、音声を通して聴くことで560個の例文、約2500個の単語を
効率よく復習できるようになっていますが、
ただ1時間、ひたすらに例文を読んでいくだけなので
それなりに集中力がいります。

しかし、例文はそこそこのスピードで読まれるのですが、
発音そのものはきれいで聞き取りやすいです。


個人的には、英単語はできるだけ短期集中で
何度も繰り返して覚えてしまったほうが効率がいいと
思っておりますので、その意味でも非常に理にかなった音声教材と言えます。


ただ、まったくゼロからのスタートであれば、
いきなり復習用の音声教材ではちょっと難しいかも知れないので、
自信がなければそれとは別の単語なども
吹き込まれているCDを買ってもよいかも知れません。
(私自身はそちらは持っていないのでレビューはできないのですが、、、)


DUOでどうやって勉強するか


まずは音声も聞きながら、560個の例文を最後まで読みましょう。


復習用の音声教材についても、最初から聞くよりも、
読んだことのある例文のほうがすっと頭にはいってくるかと思いますので、
私の場合は(全部で45セクションに分かれていますが)1セクション文の例文を読んでから
まとめて聞く、という作業を45セクション分、行いました。

その上で、音声教材で毎日、復習をします。

復習用の音声教材であれば、60分ほどで
すべての例文を復習できますので、毎日1回は聞くようにします。
(DUOの解説には毎日2回とありますが、私の場合、仕事もあって
 毎日2時間、勉強すると大変なので基本的には1回にしていました)



それを続けて、例文の単語について、ほぼ一瞬で理解できるようになったら
続けて、例文以外の意味や派生語なども覚えていくようにします。
(この「ほぼ一瞬で」というのが重要です。考えて考えて、ようやく意味が
 でてくるようではまだその単語は頭に定着していません)


この時点で例文の単語はすでに見慣れた単語になっているでしょうから、
派生語を覚えるのも意外と簡単だと思います。


コツは短期間で集中して覚えてしまうこと。
英検準二級~準一級くらいのレベルの語彙を
底上げするには最適な英単語集だと思います。



DUO 3.0



個人的には日本語の英単語本の中では屈指の完成度を誇る単語集ではないかと思います。


ただ、唯一の欠点は、TOEIC900点とか英検準一級くらいの
レベルになると語彙的に簡単すぎるということでしょうか。

DUOくらいの完成度でより高度な内容の単語集が出ることを願います。


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