英文の音読と暗唱

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英語を勉強しようと思った時に、基本的な英単語、英文法を覚えた後に
すべきこととして、英語の音読と暗唱が挙げられます。

英語の勉強といった時に、日本にいて英語をマスターした人が
必ずと言っていいほど勧めてくるのが音読ですので、
いまさら私がここで取り上げるのも恐縮なのですが、ようするに
英語の音読はそのくらい重要なのだと思って頂ければと思います。

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なぜ英語の音読が重要なのか


まず、なぜ音読が重要なのかですが、これは簡単にまとめると以下のような理由によります。

五感を活用して覚えたことは忘れにくい


何回も英語を音読することによる英語の暗記は心理学の分野では
「手続き記憶」と呼ばれる記憶に分類されます。
「手続き記憶」とは自転車の乗り方のように、体で覚えている記憶のことです。


口を動かして何度も英文を読む場合、単に目や耳だけで覚える場合と以下の点が大きく異なります。

・より五感に訴えた記憶が可能になる。
・自分から能動的に英文を読む。


さらに音読の時に歩き回ったり、身ぶり手ぶりを加えたり、
あたかも実際に会話しているかのように音読をすると、より記憶に残りやすくなります。
(ちょっと恥ずかしいですが、一人で勉強するときは恥は忘れましょう)

これもより五感に訴えた記憶になっているからだと思います。


つまり、より能動的に、より多くの感覚器官をつかって、
体で英語を取り込んでいく方法が音読です。

このようにして身に付けた英語は、自転車の乗り方を忘れる事がないのと同じで、
忘れることもありませんし、衰えることもほぼありません。


英語は音の言語です


もしかしたらちょっとピンとこないかも知れませんが、
抜本的に英語は音で理解する言語です。
(対して日本語は文字で理解する言語です。)

英語においては、その音とリズムがベースにあり、
極端な話、文字はその音を示すための記号となります。


つまり、文章を読む時なども、頭の中では音読をしているということです。

こういった英語の性質からも、音読は理にかなった勉強法だと思います。


英文を頭から順に音で理解するトレーニングになり、非常に実践的である。


どのような言語でもそうですが、頭から順に音で理解することが
できないと会話ではついて行くことができません。

日本人の多くが英語のリスニングが苦手な理由として、
多くの人は英語の音が聞き取れないことが理由だと思っているようですが、
実際には頭から音で理解していく能力が不足していることのほうが多いのではないかと思います。


つまり、仮に聞き取れたとしても、意味を理解するスピードがついていけない、ということです。

その点、音読で口を動かして読んでいくことにより、自分にとって最適なスピードで
頭から理解していくためのトレーニングになります。


どのように英語を音読をするのか


私の場合、英語の音読を以下の2種類に分けて考えています。

・しっかり音読
・ちょこっと音読


しっかり音読


しっかり音読というのは、同じ英文を何十回、場合によっては何百回と読み込んでいく方法です。

私に最初に音読の重要性を教えてくれたのは同時通訳の神様として有名な「國弘正雄」氏の「英語の話し方」という本でしたが、
その中でも中学生レベルの簡単な英語を毎日、何十回、何百回と音読することを推奨しています。
(その中で國弘氏はこの勉強法を「只管朗読」と読んでいます)

ただ、理想を言えば、確かにこの音読方法は非常に効果てきめんであり、
毎日、何十回と英文を読み込んでいくべきではあるのですが、
同じ簡単な英文を毎日、何十回も読むのは非常に疲れます(苦笑)

そして、効果が実感できるまでの期間がやや長いので、モチベーションを保つのがやや難しいことと、
英文の量をこなすのに途方もない時間がかかることが欠点としてあげられるかと思います。


そこで、私の場合は、この「しっかり音読」と「ちょこっと音読」を組み合わせて勉強することをお勧めします。


ちょこっと音読


「ちょこっと」という言葉には語弊があるかも知れないのですが、
要は「しっかり音読」が何十回、何百回と音読していくのに対して、
この「ちょこっと音読」では一つの英文を読む回数を一回~十回程度とし、
どんどん新しい英文を読んでいくようにする方法です。


つまり、「しっかり音読」が少ない英文をしっかりと多読していくのに対し、
「ちょこっと音読」はより多くの英文を次々に音読していく方法です。


どのような英文を音読するのか


これはあなたの好きな英文でよいかと思いますが、
以下のような前提条件を踏まえて考えるべきかと思います。

・英文の意味、文法ともに読めば理解できる。
・やや簡単すぎるくらいがちょうどいい。


あなた自身の今、現在の実力にもよるかと思うのですが、
まず、大前提として、その英文を100%理解できることです。


単語に関してはわからない単語は辞書を引けばよいかと思いますので、
それほど問題ではありませんが、辞書さえ引けばその英文の意味と、
文法的な構造まで理解できるような英文を選ぶべきです。

なぜなら、意味が理解できなければそれは英文というよりはただの呪文であり、
お寺のお経を何千回聞いても理解できないように、
何十回、何百回読んでもただただ時間だけを浪費していくことになってしまいます。


なので、まずは今現在のあなたの実力で十分に理解できる英文を使うこと、
音読する英文を最初にきちんと理解しておくことがポイントではないかと思います。



ちなみに簡単だけど自然な英文で、かつ文法的にも間違いがあまりないため、
個人的にはアメリカの子供向けの絵本がオススメです。
以下はArnold Lobel氏の「Frog and Toad Are Friends」(邦題:ふたりはともだち)という絵本の「The Letter」(邦題:手紙)というお話の出だしです。
(私は1983年生まれですが、私の世代は小学校1年生の時の国語の教科書で習った人も多いかと思います)

Toad was sitting on his front porch.
Frog came along and said,
"What is the matter, Toad? You are looking sad."

がまくんは げんかんのまえに すわっていました。
かえるくんが やって きて いいました。
「どうしたんだい、がまがえるくん。きみ かなしそうだね。」

(英文、翻訳ともに原文ママ)





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