made ofとmade from、その他「出来ている」「構成する」の英単語の違い

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「作られている」「出来ている」という意味の動詞や熟語の違いになります。
以下のイディオムの違いについてまとめます。


・made of:「~で作られた」素材が何か目で見てわかる
・made from:「~で作られた」元が何か目で見てもわからない
・made into:「~になる」別のものに作り替える
・made with:「~を使って作られる」材料ではなく道具

・made up of:「~から成る」主語のほうに力点が置かれる
・consist of:「~から成る」構成要素に力点が置かれる、やや堅めの表現
・composed of:「~から構成される」構成要素に力点が置かれる、堅めの表現
・constitute:「構成する」集合論的に含まれる、というニュアンスがある。堅めの表現。


それではいってみましょう。

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made of、made from、made into、made with


madeはmakeの受け身形(過去分詞形)で「作られた」という意味ですが、
材料や道具を合わせて説明する際に、使う前置詞が変わります。


まず、最初にざっくりした違いを言うと、以下のような感じになります。

・made of:素材が何か目で見てわかる
・made from:元が何か目で見てもわからない
・made into:何か別のものに作り替える場合に使う
・made with:~を使って作る


以下、すべてmadeという受け身形で説明しますが、
基本的に能動態でも基本的にこれらの前置詞の意味は同じです。


This desk is made of wood.
この机は木でできている。

This sauce is made from tomatoes and onions.
このソースはトマトとタマネギから作られています。

This milk will be made into butter.
この牛乳はバターになります。

I made this with these materials.
これはこれらの材料を使って作りました。



それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。


made of


This desk is made of wood.
この机は木でできている。


made of~は見た瞬間に材料がわかる、
またはその材質が変わっていない場合に使われます。


例えば、木でできている机は見た瞬間に木でできていることが分かります。

これが木ではなく、例えば「カエデで出来ています」という場合も
普通に「This desk is made of maples.」と言うことができます。



机がカエデでできているかどうかは木に詳しくないとわかりませんが、
(木に詳しい人なら見てわかるのかはよくわかりません)
それでもカエデの材質そのものは変わっていません。

つまり、切ったり削ったり、やすりをかけたりニスを塗ったりしていますが、
その材質そのものは変容しておらず、それが木だった時の面影を十分に残しているのです。


このような場合にはmade ofが使われます。



一般的にofというのは、あるモノに説明や特徴などを
直接、付け加えるイメージのある前置詞です。
(この直接、というのが重要です)

ですので「机」というモノに対して、それが「木」で出来ているのは
見ればわかりますので、直接的な特徴をつなげるためにはofが最適なのです。


そういうわけで直接、見てわかる材料や、材質の変わっていない材料にはofが使われます。


made from


This sauce is made from tomatoes and onions.
このソースはトマトとタマネギから作られています。


次はfromです。made fromは、made ofとは逆に元の材料の面影を残していない場合に使われます。

上記の例でいえば、通常、ソースはトマトや玉ねぎの原形を残していません。


また、made fromはソースのように完全に原形をとどめていないもののほか、
その見た目や状態が大きく変わったような場合にも使えます。


例えば、味噌汁に豆腐やわかめが入っているとしましょう。

大体の味噌汁は、どれが豆腐でどれがわかめか見た目でわかりますが、
これも元の形とはかなり変わってしまっていますので、made fromが使えます。


This miso soup is made from miso, tofu and seaweeds.
この味噌汁は味噌と豆腐、わかめから作られています。



このように、見た目や性質が大きく変わるような場合はmade fromを使います。


これも感覚的な問題なのですが、ofが直接、説明や特徴を付け加えるのに対して、
fromという前置詞は「~から」という日本語訳の通り、少し距離を感じさせる前置詞です。

ですので、一定の手順等を経て、材料が変化するような場合にはmade fromがぴったりです。


※余談ですが、料理の場合は、材料をそのまま盛り付けただけ、
 という場合でも、made ofとは言わない気がします。
 おそらく、盛り付けることも含めて、そこに何らかの手順や
 変化を感じるからではないかと思います。


made into


made into は前述のmade of、made fromとは反対で、
主語が材料で、別のものになる場合に使います。

This milk will be made into butter.
この牛乳はバターになります。



madeという言葉からわかる通り、基本的には人の手で変化する場合に使います。

また、made intoはmade of、made fromと主語、目的語が逆になっていますので、
made intoは基本的にmade of、made fromを使った文章に変形させることができます。
(made of、made fromのどちらになるかは前述の通り、材料次第です)


This milk will be made into butter.
この牛乳はバターになります。

This butter is made from milk.
このバターは牛乳から作られています。



このように、別のものになる場合にはmade intoが使われます。

made with


この場合のwithは "using" と入れ替えることができます。
つまり、made withの意味は、それを使って作った、ということです。


I made this with these materials.
これはこれらの材料を使って作りました。


実はこの場合、この材料で作った、ということなので、
料理の場合であれば、made from、工作の場合であれば
ものによってはmade ofでも代用が可能です。

ただ、made of、made fromがその材料に力点を置いているのに対して、
made withはどちらかというと、「作る過程」や、
「作ったという事実」に力点を置いている印象です。


なので、made withというと、これを使って「作った」んです、と
言っているのに対して、made fromというと、
お料理教室のような、やや説明的な印象になると思います。

あくまでも、話し手がどっちを強調したいかが重要です。



また、made withはusingなので、例えば材料だけではなく、
道具に対しても使うことができます。

This food is made with a pan.
この料理は鍋で作りました。



逆に材料を言いたい場合はwith以外は使えないので、
何を強調云々よりも、常にwithを使うことになります。


made up of


made up ofは「~から成る」という意味です。
後述のconsist ofやcomposed ofとほぼ同じ意味ですが、より口語的です。

また、consist of、composed ofが構成要素に力点を置いているのに対して
made up of は作られているほうに焦点が当たっています。


A baseball team is made up of 9 players.
野球チームは9人のプレイヤーから成ります。

The colony was made up of people of different nations, different religions, and different languages.
植民地は、いろいろな国々の人々、いろいろな宗教、そしていろいろな言語の人たちで作り上げられています。



前者は野球チームが何か、後者は植民地が何か、
という話をしているので、made up ofが自然です。


特に前者はconsist of、composed ofを使うと
「野球チームというものの変革」見たいな感じで、
少し解説っぽくなってしまいます。


consist of


A consist(s) of Bという形ですが、BがAの一部分であるような場合に使います。

基本的にはBには構成する要素がすべて列挙され、
BはそれぞれAの部分集合である、というイメージです。
(但し、A consist(s) of B,C, and others. のような書き方はOK)


Water consists of oxygen and hydrogen.
水は酸素と水素から成る。


例えば、この場合、oxygen + hydrogen = water という感じで
oxygen、hydrogenがそれぞれwaterの一部分であり、
かつoxygen + hydrogen = waterで漏れがないので
consist ofがぴったりになります。


composed of


A is composed of Bという形になりますが、
まさに「構成される」という言葉通りのイメージです。

堅めの表現になります。


Man is composed of soul and body.
人は魂と肉体から構成される。



constitute


constituteは「である、該当する」「一部である」「(組織を)設立する」という意味があります。
堅めの表現です。

他の単語との比較で気になるのは「一部である」という意味ですが、
A constitute(s) B というのは、AがBを(全部、または部分的に)説明する、という意味です。


実はこうとらえると「である、該当する」と「一部である」はほぼ同じ意味になります。

つまり、A constitute(s) B というのは、集合論的にA>=Bということです。
(BはAの部分集合、但し、B=Aの100%、という場合もあり得て、その場合はA=B)


ちょっとわかりにくい説明かも知れませんが、
要はBはAに含まれる、という意味で「構成する」と言っている感じです。


Failing to complete the work constitutes a breach of the employment contract.
仕事を完遂できないのは、契約違反にあたる。

We must redefine what constitutes a family.
我々は何が家族を構成するのか、再定義する必要がある。





まとめ


「作られている」「成る」の動詞、熟語をまとめます。

・made of:「~で作られた」素材が何か目で見てわかる
・made from:「~で作られた」元が何か目で見てもわからない
・made into:「~になる」別のものに作り替える
・made with:「~を使って作られる」材料ではなく道具

・made up of:「~から成る」主語のほうに力点が置かれる
・consist of:「~から成る」構成要素に力点が置かれる、やや堅めの表現
・composed of:「~から構成される」構成要素に力点が置かれる、堅めの表現
・constitute:「構成する」集合論的に含まれる、というニュアンスがある。堅めの表現。



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