使役動詞(let、make、have、get)の文法的解説

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使役動詞というのは人に対して「何かをさせる」という意味を持つ動詞です。
基本的にはlet、make、haveの3種類ですが、getも似たような意味で使われることがあります。


My Father let me drive.
私の父が私に運転をさせてくれた。

Our boss made us work till late last night.
私たちの上司は、昨晩、私たちに遅くまで仕事をさせた。

I'll have Bob call you back later.
後ほど、ボブに折り返し電話させます。

I got my friend to cook dinner.
友人にご飯を作ってもらった。


実は、使役動詞については、以前にlet、make、have、getの違いという記事でまとめたことがあります。

一部、重複する部分もでてきますが、
ここでは、使役動詞の文法的な点について解説したいと思います。

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let + 目的語 + 原形不定詞


letは「~させる」という意味の動詞で、一言で言うと
「目的語」がやろうとしていることを止めもせずにさせておく、という意味です。


My Father let me drive.
私の父が私に運転をさせてくれた。


let はもちろん使役動詞のletですが、
meが目的語、
driveは原形不定詞です。

これでmedriveするのを
そのままにしておく、という意味になります。


原形不定詞とは何か


原形不定詞とは、動詞が常に原形のまま、使われる文法規則のことを言います。

この「let + 目的語 + 原形不定詞」の他に、
助動詞や知覚動詞、helpなど一部の動詞などと一緒に使われることがあります。
(例えば、「できる」という意味のcanの後は常に動詞の原形ですが、
 これも原形不定詞の一種です)

使役動詞がさせる内容を示す動詞(上記の例文ではdrive)は
常に原形となります。


letは受動態にならない


letは受動態として使えません。

元々、letは誰かがやりたいことをそのままにしておく、というニュアンスですので、
主語(My Father)が目的語(me)に対して積極的に何かをしているわけではないので、
受動態のニュアンスにはなじまないからです。

そういう場合は、「OKする」という意味のallowなどを使います。
(ただし、letを使った文章の場合、私が運転したことまで明らかですが、
 allowで受動態にすると、許可されただけなので、実際に運転したかまではわかりません)

I was allowed to drive my father's car.
父の車を運転する許可をもらった。(この文だけでは実際に運転したかどうかは不明)




make + 目的語 + 原形不定詞


make も「~させる」という意味では、基本的には let と同じ形式で使えます。


Our boss made us work till late last night.
私たちの上司は、昨晩、私たちに遅くまで仕事をさせた。


madeが使役動詞、
usが目的語、
workは原形不定詞です。


let は目的語がやろうとしていることをやらせる(そのままにする)のに対して、
make はより強制的なニュアンスが強いです。
基本的には目的語の人がやりたくないことをやらせる場合に使います。


makeが受動態になると原形不定詞 → to不定詞になる


使役動詞のmakeは、受動態になると原形不定詞 → to不定詞になります。

We were made to work till late last night.
昨晩は遅くまで仕事をさせられた。



理由はよくわかりませんが、おそらく言いやすいからではないかと思います。
英語で動詞が連続するパターンはあまり見ない気がします。



have + 目的語 + 原形不定詞


have も「~させる」という意味では、基本的には let、makeと同じ形式で使えます。


I'll have Bob call you back later.
後ほど、ボブに折り返し電話させます。


haveが使役動詞、
Bobが目的語、
callは原形不定詞です。


have が使役動詞で使われるのは、letやmakeに比べて、
そうさせるのが自然の流れ、というような場合です。

例えば、会社間での電話であれば、ボブが折り返し電話するのは
(通常)当然なので、have が使われることになります。


haveは使役動詞としては受動態にならない


haveは使役動詞としては受動態になりません。

理由はよくわかりませんが、強制しているわけではないので、
誰かからさせられる、という意味を含む受動態のニュアンスとは
なじまないからではないかと思います。



get + 目的語 + to不定詞


get は文法上、厳密には使役動詞ではありませんが、使役動詞的な意味でも頻繁に使われます。


I got my friend to cook dinner.
友人にご飯を作ってもらった。


getが動詞、
my friendが目的語、
to cookはto不定詞です。


getは説得やお願いをして何かをしてもらう場合に使われ、
非常に口語的なニュアンスが強くなります。




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